診療案内


MEDICAL

小児歯科


当院ではむし歯の見落とし防止及び、無駄に歯を削らないためにレントゲンのほかにレーザーの反射光を数値化することで、むし歯の発見及び削る必要があるかを判定するダイアグノデントという機器を使用します。また初診時にはお子さまのお口の中にどのくらいの「むし歯菌」がいるか唾液を使って測定させていただき、むし歯に対するリスクを判定します。

ダイアグノデント

ダイアグノデントは、レーザーの反射光を数値化し、むし歯を発見し削る必要があるかを判定するためのものです。
レーザー光を使用するため、歯質を痛めることなく安全・無痛的な測定ができ、お子様への負担が少ないのが特徴です。
当院では、ダイアグノデントを用いて、進行状況に合わせた適切な治療を心がけています。

治療の流れについて

01 問診

問診票を見ながら、普段の歯磨きの仕方や気になる症状などをお尋ねします。心配なことは何でもお伝えください。

02 口の中を診察

診察室の雰囲気やスタッフに慣れて、落ち着いたところで診察を開始します。

03 虫歯菌の測定(ご希望の方のみ実施)

唾液や歯垢などを少し摂取して培養液に浸して調べます。

04 歯茎の検査・レントゲン

診察室ではまず予診表をもとにお話を聞いた後、必要があれば歯茎の検査やレントゲン撮影を行います。

05 歯垢の染め出しで磨き残しをチェック

05 歯垢の染め出しで磨き残しをチェック

06 治療開始

歯科治療が苦手なお子さまには、ゆっくり時間をかけて治療に向けてのトレーニングを重ねます。

07 フッ素を塗布

治療後はフッ素を塗らせていただき終了となります。

乳歯の重要性

乳歯は丈夫な永久歯が生えるための準備の役割や、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。その他にも、顎の骨の成長や知能の発達、正常な噛み合わせにも影響を与えます。

生えたての歯はとてもデリケートです

永久歯が生えたての時期は、歯の表面が粗造で汚れが付きやすく虫歯になりやすい時期です。また、乳歯に虫歯があると永久歯も虫歯になるリスクが高まります。お子さまの歯に異常を感じたら、お早めにご相談ください。

むし歯になりにくい歯へ

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態で、虫歯菌はいないと言われています。では、なぜ虫歯になるのでしょうか?
虫歯は感染症です。つまり、お口のスキンシップなどを通じて周囲の大人からお子さまのお口に虫歯菌が移り、虫歯に感染してしまうのです。虫歯菌に感染しやすい時期は、生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間です。この1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間に、お子さまと同じ箸やスプーンを共有しない、噛み与えをしない等のお口のスキンシップを控える事で、成長した時の虫歯の本数を少なくすることができます。

お子さまの歯の健康のために意識すべき点

・甘いおやつから歯にやさしいキシリトールなどが入ったお菓子に変える
・すぐに飲み込ませずによく噛んで食べさせる
・食べ終わった後はすぐに歯磨きをする
・歯を磨けない場合には口ゆすぎをする


『むし歯の予防』

1. 歯磨き指導

お子さまが歯磨きを好きになるように丁寧に指導いたします。歯磨き、ブラッシング指導では、虫歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら、歯科衛生士が丁寧に指導していきます。

2. フッ素塗布

生えてきたばかりの永久歯は、虫歯になりやすく、しかも急激に進行します。虫歯を予防するために、フッ素を歯の表面にコーティングします。
フッ素の効果は、お子さまのお口の中の状態によってさまざまです。フッ素の塗布は歯の生える本数を基準に3ヵ月毎、年に4回を目安とし、医院でのケアを受けることをお勧めします。またご家庭でのフッ素洗口剤やフッ素入り歯磨き粉を、医院でのケアと並行されるとより効果的です。

3. シーラント

お子さまの歯、特に奥歯の溝は複雑な形をしているので、なかなか歯ブラシの毛先が入りません。そのため汚れが溜りやすく虫歯が発生することもあります。
細かい溝を歯科用の薄いプラスチックでふさいで虫歯を予防するのがシーラントです。シーラントは、はえたばかりの奥歯(6~7歳頃や11~13歳頃)の予防に有効です。